懺悔

こんな思いをするくらいなら

いっそのこと出会わなければよかった。

とすら思う事があった。

 

 

こんなに悲しい思いが

この世界に存在するなんて。

 

 

自分は重苦しい型に嵌るでもなく

ただ同じ時間を過ごす事ができれば

それ以上は望んでいない。

ちっぽけな願いだが、自分の願いは

いつだって簡単には叶っちゃくれない。

そもそも相手はどう思っているんだろう。

 

 

今自分がいちばん怖い事は

君が目の前からいなくなること。

そんな事がもしあるのならば、

まず自分がいなくなりたい。そう思う。

 

 

目の前にいる君が負の感情を口にした

あの日、あの瞬間

自分は何故か自分の存在価値を見失った。

君は恐らく「お腹すいた」「眠い」くらいの

感覚で言ったのだろう。

それがただただ悲しかった。

こんなに悲しい思いはもうしたくないので、

いっその事死のうと思った。

 

 

人がどんな感情を抱こうがその人の勝手であり

そんな事考えないで欲しいなどと言う権利など

自分にはない。分かっている。

分かっているが、その悲しみは

自分にはキャパオーバーであった。

その溢れたもののせいで、君を困らせた。

自分の見えない所で辛いと

言わせてしまってもいたようだ。

(これは、後で知ってしまった)

本当にごめんなさい。

あの日からこれをずっと言いたかった。

直接会う度に言おうと思ったけれども

目を見てこんな事を言えそうにもなかった。

なにより言おうと思いながらも

過ごしていたその時間を壊したくなかった。

 

 

だから、今日。

もしかしたらその人が見るかもしれないし

見ないかもしれない

ギリギリのこの場所を借りて

この文章を置いておくことにした。

だから何か変わるかと言われれば

変わらないかもしれないが。

 

 

いつも本当にありがとう。